
小説すばる 2025年10月号
発売日:2025年9月17日
価格:定価1020円(税込)
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特集
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北方謙三×加藤シゲアキ「書き続けた先で出逢うもの」
北方謙三さんが作家人生の集大成と位置づける、一大歴史巨編『森羅記』の刊行がいよいよスタートする。生きることは書くこと、書くことは生きること――。デビューから55年、ひたすらに書き続けてきた北方さん。そして、NEWSのメンバーとして活動しながら、精力的に小説の執筆に取り組んでいる加藤シゲアキさん。進化し続ける二人の作家が、創作について熱く語り合った。
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遠田潤子「家族の“業”に対峙する」
炎と土の芸術といわれる備前焼の里・伊部で、人間国宝である祖父の優しいぬくもりと、硬くて冷たい水のような父に挟まれて育った城。 作陶家として、家族として、三世代にわたり紡がれてきた“業”のありかを描き出す、最新刊『天上の火焰』。作品を通じて、 遠田潤子さんが見つめたかったものとは?
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森晶麿×宮田愛萌(作家・タレント)「言葉が紡ぐ謎と青春」
森晶麿さんの新刊『虚池空白の自由律な事件簿』の刊行を記念し、作家・タレントとして活躍する宮田愛萌さんとの対談が実現。自由律俳句と短歌という異なる詩型を軸に、創作の背景、言葉へのこだわり、そして物語の構築方法まで、深く語り合っていただきました。
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篠田節子×高橋明也(東京都美術館館長)「自分が立てたコンセプトに押し潰されず、歳を取るに従って自由度が増していく」
篠田節子さんの長編小説『青の純度』は、謎に満ちた画家の足跡を追う圧巻のアートミステリーだ。本書刊行を機に久しぶりの再会を果たしたのは、美術史家で、現在は東京都美術館館長を務める高橋明也さん。長きにわたる親交がある二人の対話は、作り手へのエールへと繫がっていった。
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