
小説すばる 2025年6月号
発売日:2025年5月16日
価格:定価1020円(税込)
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特集
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藍銅ツバメ「キャラクターの執心に惹かれ」
『鯉姫婚姻譚』で「日本ファンタジーノベル大賞2021」大賞を受賞し、妖怪・怪異が登場する小説を発表してきた藍銅ツバメ。この度、処刑人と忍者の異種タッグが活躍する幕末怪異ファンタジー『馬鹿化かし』の刊行を控え、殺陣たて教室にて体験レッスンを受講した。インタビューを通し、作家の濃密な世界観は、自身の経験と豊かな想像力、そして幅広い好奇心によって生み出されていることが伝わってきた。
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井上芳雄(俳優)×加藤和樹(俳優)「「男二人」が物語を熱くする」
零細工場を営む家で育った山崎瑛。日本有数の海運会社のオーナー一族に生まれた階堂彬。二人の少年が長じて銀行員となり、仕事を通してそれぞれの宿命に向き合っていく池井戸潤作の青春大河小説『アキラとあきら』。テレビドラマや映画でも好評を博したこの作品が、昨年秋からラジオドラマ化。主演を務める井上芳雄さんと加藤和樹さんが語る、ライバル論、友情論とは。
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松井玲奈×鴻上尚史(作家・演出家)「書くことは、心のメンテナンス」
2019年に小説家デビューを果たし、以降、俳優業と執筆活動と二つの創作の現場に身を置いてきた松井玲奈さん。上梓された新作『カット・イン/カット・アウト』では、自らも俳優として携わる演劇界を舞台に、そこで葛藤し、自らの道を模索する人たちの光と影を鮮やかに浮かび上がらせました。書き手としての彼女にも大きな期待を寄せる作家・演出家の鴻上尚史さんとのスペシャル対談が実現しました。
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須藤アンナ「痛みとともに、より面白い形へ」
第37回小説すばる新人賞を受賞し、この度『グッナイ・ナタリー・クローバー』がついに刊行となった須藤アンナさん。霧の町チェリータウンが舞台の今作は、須藤さんの空想力が詰まった一作です。新時代の書き手の魅力をご紹介します。
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