
小説すばる 2025年7月号
発売日:2025年6月17日
価格:定価1020円(税込)
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特集
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堂場瞬一「日本政治の未来をフィクションで問う」
直接民主制へ移行し、国会が廃止された近未来の日本。国民による直接投票で行われる首相選挙は大荒れだ。二大政党が擁立する首相候補に加え、出馬を表明して人心を一気に掴んでいく人気YouTuber ――。果たして、社会はどちらへ舵を切るのだろうか。堂場瞬一さんの通算195冊目の作品にして、実験的政治小説第二弾『ポピュリズム』の世界観を語ってもらった。
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宇山佳佑×檜山沙耶(フリーアナウンサー)「風が吹くたび、物語が生まれる」
「ガラス雑貨専門店・風読堂」を営む級長戸辺風架(しなとべ ふうか)。彼女には風が持つ記憶を読むという特殊な能力があった。彼女はアシスタントの青年・帆高(ほだか)とともに依頼人たちが抱えた問題を解決していく。小説すばる連載時から好評だった宇山佳佑さんの『風読みの彼女』が単行本になりました。刊行にあたり、ウェザーニューズで気象キャスターとして活躍し、その後も活動の幅を広げる檜山沙耶さんとの対談が実現!
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藍銅ツバメ「キャラクターの執心に惹かれ」
『鯉姫婚姻譚』で「日本ファンタジーノベル大賞2021」大賞を受賞し、妖怪・怪異が登場する小説を発表してきた藍銅ツバメ。この度、処刑人と忍者の異種タッグが活躍する幕末怪異ファンタジー『馬鹿化かし』の刊行を控え、殺陣たて教室にて体験レッスンを受講した。インタビューを通し、作家の濃密な世界観は、自身の経験と豊かな想像力、そして幅広い好奇心によって生み出されていることが伝わってきた。
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井上芳雄(俳優)×加藤和樹(俳優)「「男二人」が物語を熱くする」
零細工場を営む家で育った山崎瑛。日本有数の海運会社のオーナー一族に生まれた階堂彬。二人の少年が長じて銀行員となり、仕事を通してそれぞれの宿命に向き合っていく池井戸潤作の青春大河小説『アキラとあきら』。テレビドラマや映画でも好評を博したこの作品が、昨年秋からラジオドラマ化。主演を務める井上芳雄さんと加藤和樹さんが語る、ライバル論、友情論とは。
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